metagenetics:
Cat on Constantine’s Foot, Palatine Museum, Rome
(via tokori)
この映画を見て、そう、たとえば今50歳以上の人はこう思ったりする。
ああ、自分が子どものころは、まさに「トトロ」のような風景がいっぱいあったなあ。都心から郊外に出たら、青々とした緑に包まれた里山があったなあ。
カブトムシなんかとったよなあ。
田舎のおばあちゃんのところにいったら、ほんとに自然が豊かだったよなあ。
それに比べて、今の日本は、緑がどんどんなくなって、文明が発達するのはいいけれど、自然も緑もなくなるし、里山風景も消えてく……。
とまあ、「トトロ」を見た大のおとなは、だいたいこんな郷愁にとらわれて、昔を懐かしみつつ、そのときだけ環境保護派になったりするわけである。
が、実は、映画「トトロ」で描かれたような「里山」風景は、昭和30年代初頭の、たとえばモデルとされる東京郊外にはほとんど存在しない。
もっと遡れば、戦後すぐにも、戦前にも、江戸末期にも、場合によると、もっと遡っても、映画「トトロ」で描かれた、「豊かな森に覆われた深い里山」は、日本にはほとんど存在しない。
え?ウソだろう、と憤る方もいらっしゃるかもしれない。
でも、その方は、実は自分の記憶をもしかしたら改ざんしている。
「トトロ」で描かれたような、巨木があるような青々とした緑深い「里山」。それは、現実の日本にはちゃんと存在した。というか今も存在している。どこに?もしかしたらあなたの家のそれほど遠くないところに。
そう、緑深い「里山」風景が日本国中に広がったのは、なんと「トトロ」が公開された1980年代以降のことなのだ。
緑深い山は幻想。里山はかつて禿げ山だった | オールナイトニッポン Gold Club (via
kogumarecord)
(via onoholiday)
44 名前:文 ◆Civ.a/bGUo [sage] 投稿日:2011/11/17(木) 02:23:04 ID:e/1Q3rD.
イギリス料理さんでうちの話題と聞いて何かと思ったら、「色即是空」ですか。
えー、伝統的な言葉ですので解釈は結構あるのですが、
分かりやすく、かつ実用的な解説をしておきましょう。
たとえば現在、我々は紙幣を価値あるものと見なしていますが、
紙幣は単なる紙であり燃やせば灰へと変化するもので、
また恐慌などが起これば一瞬にしてその価値を喪失します。
何かしらの永劫不変な、変わらない価値を有しているわけではありません。
すなわち空(流転するもの、本質的価値のないもの)です。
ですが、たとえ紙幣に本質的に価値がないといっても、
我々が生きている社会は資本主義社会で、
お金に価値があるという約束事の上で生活は回っています。
ですから紙幣が今、仮に価値を持っているということもまた事実なわけです。
すなわち色(流転する中での一つの形、仮の意味合い)です。
この考え方は、「信頼」や「愛情」のようなポジティヴなものから、
「罪悪」や「暴力」といったネガティヴな概念、
あるいは「石ころ」「風」といった中立概念まで、全てに適応することができます。
この「物事には本質的価値がない、しかし仮に意味がある」ということを体得すれば、
物事に対して過剰に執着し、悩み、自分にストレスをかけてしまうことが減り、
仮の事象である物事に大して軽やかに、便利に利用する形で接していける。
……というのが概ね、日本仏教でいうところの「色即是空 空即是色」ですね。
45 名前:文 ◆Civ.a/bGUo [sage] 投稿日:2011/11/17(木) 02:30:22 ID:e/1Q3rD.
ちなみにこの空思想、輪廻思想とだいぶ折り合いが悪いのです。
輪廻思想は霊魂不滅を肯定するようなところがありますからね。
ですから「何が輪廻するのか?」というような話はかなり初期からありまして、
ふたつの思想の間に何かしらうまく折り合いをつけることに、
仏教の教学というものは非常に苦労してきました。
ただ、それについて語りだすとアホほど長くなるので今はご勘弁ください。
361 名前:名無しのやる夫だお[sage] 投稿日:2011/11/14(月) 23:16:44 ID:ldhIckPw
「実在なんて全て空っぽだ」というニヒリズムでいいんじゃねえの?
仏教では現世は修行場で悟りを開いて解脱すべき場所だったんじゃ?
363 名前:名無しのやる夫だお[sage] 投稿日:2011/11/14(月) 23:18:58 ID:votc9ldk
空は「からっぽ」だけど、からっぽという「実在」でもあるんだよ
だから、ニヒリズムとは少し違う
52 名前:文 ◆Civ.a/bGUo [sage] 投稿日:2011/11/17(木) 10:59:44 ID:e/1Q3rD.
仏教は確かにある種のニヒリズム(虚無主義)と通じる所があります。
ただ、»44の「色即是空」が虚無主義(=特に能動的虚無主義)とどう違うかというと、
「すべてが移ろうこと」ということは、
「全てのものには原因と結果、互いに影響を与え合う、相互関係のつながりがある」
ということにも繋がり、そしてそういう認識、それそのものを体得することに、
仏教はかなりの真理性や、道徳性を認めているわけです。
「全てが不確かなのであるから、目の前の苦しみの対象に悩まされることもない。」
「全てが繋がっているのであるから、私が強いて他を害し、悩ませる必要はない。」
といったように。
そうして得られる落ち着いた心の境地に対し、
かなりポジティヴで、喜ばしい意味合いを付与しているのですね。
仏教とニヒリズムの対比論は非常に多いですが、
その論点のひとつを、できるだけ分かりやすいように噛み砕くと
まぁ、そんな感じでしょうか。
そもそも空という言葉自体は中国に元からある言葉で、
鳩摩羅什が仏教の「シューニヤ(中空であること、うつろなこと)」を、
中国語に訳出する際に「空」という字を当てただけですからね。
宗教体系が違えば別の意味があります。
59 名前:名無しのやる夫だお[sage] 投稿日:2011/11/18(金) 12:15:13 ID:Djo4wl2c
目から鱗がマッハで落ちた
そうか、伝播の過程で原典のエッセンスが変質してる可能性を失念してたよ・・・
57 名前:名無しのやる夫だお[sage] 投稿日:2011/11/18(金) 08:49:51 ID:9tsdWNPQ
言葉が違うのにインドから中国経由で日本に来た内容をキチンと理解してるな、昔の人
55 名前:名無しのやる夫だお[sage] 投稿日:2011/11/17(木) 22:35:54 ID:72zu8MKM
西洋人に説明する場合、「空」は「EMPTY」ではなくて
「CHAOS」あるいは「CHAOTIC EMPTY」と説明した方が分かりやすいかも
65 名前:文 ◆Civ.a/bGUo [sage] 投稿日:2011/11/18(金) 20:55:45 ID:sfM.io2k
「空」という概念を一字でズバリ、とはなかなかいきませんね。
インド~中国の訳経の話でもちらりと出ましたが、
もともと言語の翻訳というのは、そういう概念の差からくる難しさがありますし。
395 名前:名無しのやる夫だお[sage] 投稿日:2011/11/15(火) 00:25:02 ID:1TCw/FJY
なんということでしょう、あっという間にイギリス料理から宗教談義に
それにつけても金のほしさよ やる夫と食べるイギリス料理 小話5 (via toronei)
万物流転とか、この文脈に当てはまるのかな?
(via scsa)
(via tokori)
259 名前:番組の途中ですが名無しです[] 投稿日:2006/02/24(金) 03:31:16.74 ID:Zbd5LGnd0 [1/2]
『いろは歌』
色は匂へど 散りぬるを わが世誰ぞ 常ならむ
有為の奥山 けふ越えて 浅き夢見じ 酔いもせず
弘法大師すげえ
276 名前:259[] 投稿日:2006/02/24(金) 03:39:48.90 ID:Zbd5LGnd0 [2/2]
桜の花は色美しく映えているが、何とあっけなく散ってしまうことよ。
それと同様に、われわれのすむ此の世では、誰ひとり、何ひとつ、常に変わらぬものとて無い。
このことわりを悟って、私は今日こそ、この有為変転の世という、迷いの奥山をふみ越へて、
理想の世界に到り、二度と再び、浅はかな夢も見まい。
また、一時の夢に酔いしれることも致すまい。
まさに諸行無常って感じ
過コピペ@2ch よく見るとひらがなってすげえ前衛的な形してるよな (via tatsukii)
現在我々が使っている五十音の表は、弘法大師が作ったという説がかなり有力である。
弘法大師のご遺徳をもう一度: 勉強の方法補充
(via ittm)
(via nekomaru381)